玉ねぎとレタスのアンチョビガーリックソース(1人分)
6月21日は夏至。 一年で最も日が長く夜が短いこの日、各地でキャンドルで過ごす夜のイベントが開かれているようです。夏至の初候は「夏枯草かれる」とあり、夏枯草(かごそう)という漢方の生薬にもなる花が咲く季節で、民間薬として有名なドクダミもこの時期の薬草です。 また、甘い香りと白い花が素敵なクチナシも今が盛りで、11月頃につく実は栗きんとんなどの色付けにも使われますが、山梔子(さんしし)という解熱・消炎・鎮静効果を持つ漢方の生薬でもあります。 春から初夏の新物シリーズ第三弾、今日のおいしい食材は、新玉ねぎです。 玉ねぎは中央アジアが原産ですが、日本で栽培されるようになったのは意外と遅く、明治時代だそうです。一般的な玉ねぎは、収穫後に干されて表皮を乾燥させ、保存性を高めて出荷されますが、新玉ねぎは、水分が多く乾燥処理に向いていない白玉ねぎなどが、収穫後すぐに出荷されるものを指します。 タマネギの食べる部分は、葉の根元が養分を蓄えて丸く太った鱗茎(りんけい)と言われるものですが、野菜の中で最も糖質が多く、そのほとんどがエネルギー源として使われて疲労回復に重要な役割を果たします。玉ねぎにはニラと同じように『硫化アリル』という辛み成分が豊富に含まれ、血液をサラサラにして血栓を出来にくくしたり、コレステロールの代謝を促進したりする作用があって、生活習慣病の予防に効果的です。さらに硫化アリルには、ビタミンB1と結合してアリチアミンとなることで体内にビタミンB1を長く留め、ビタミンB1の吸収を促進する働きもあります。 新玉ねぎは柔らかく水分がたっぷりで辛みが少ないため、スライスしてポン酢に鰹節など、生食にも向いています。 今回は、新玉ねぎの中でも色鮮やかで香り豊かな赤玉ねぎをレタスとともに、アンチョビガーリックソースで仕上げたサラダをご紹介します。 材料(4人分)玉ねぎとレタスのアンチョビガーリックソース 166kcal(1人分)
アンチョビソース
作り方
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