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なめろう・さんが焼(4人分)


5月2日は茶摘み歌でも知られるように、立春から88日目の八十八夜、そして5月5日は立夏、いよいよ初夏です。藤棚の藤の花が綺麗ですが、フジは春夏二つの季節にまたがって咲くため、二季草(ふたきぐさ)とも呼ばれるそうです。

さて、そんな美しい初夏の美味しい食材は「鯵(あじ)」。アジはイワシ、サバ、サンマなどと並ぶ青背の魚の代表格で、5月から7月頃が旬とされる魚です。

アジにはビタミンA・B・E、カルシウム、カリウム、タウリンなど様々な栄養素がバランスよく含まれていて、子供の成長や健康の維持、美肌のためにも効果的です。低脂質・高蛋白で、必須アミノ酸をバランスよく含んでいて、味が良いことからアジと名付けられたそうで、このアジ独特のおいしさは、旨味成分のグルタミン酸やタウリンによるものです。

また、アジには必須脂肪酸である「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や「EPA(エイコサペンタエン酸)」が豊富に含まれています。 DHAは、脳や神経組織の発育や機能の維持において重要な働きをしていて、記憶力の低下を抑え、コレステロールを低下させる作用もあります。 EPAは、血液をサラサラにして、血中のコレステロールや中性脂肪を低下させる働きを持っています。

更に、骨・歯の形成や骨粗鬆症の予防に欠かせないカルシウムも多く、カルシウムとともにイライラを抑制するビタミンB1も含まれることから、ストレス予防にも効果的で、親子で食べたい食材ですね。

今回は、以前おいしくて感動した、新鮮なアジのタタキを使う房総半島沿岸の名物「なめろう」とそれを焼いた「さんが焼」をご紹介しましょう。

材料(4人分)

なめろう・さんが焼
なめろう 83kcal(1人分)さんが焼  84kcal(1人分)

  1. アジ       2尾分

 

☆A☆

  1. しょうが     小さじ2(みじん切り)
  2. 長ねぎ      1/2本
  3. 味噌       大さじ1
  4. しょうゆ     小さじ1

 

  1. サラダ油orゴマ油 大さじ1(焼きの場合)

 

生の場合

  1. みょうが     1/2個
  2. 大葉       4枚
  3. レモン      適宜

 

焼きの場合

  1. 小ねぎ      適宜

 

作り方(なめろう)

  1. アジは3枚におろし、小骨を取って皮をむき細かくたたく
  2. たたいたアジに(A)を加え包丁でたたきながら混ぜる
  3. 器に盛り付け、細く切ったみょうがとレモン・大葉を盛り付ける

 

作り方(さんが焼)

  1. アジは3枚におろし、小骨を取って皮をむき細かくたたく
  2. たたいたアジに(A)を加え包丁でたたきながら混ぜる
  3. 油をひいた耐熱の器に(2)を盛り、予熱しておいたグリルで焼く(中火)
  4. 焼きあがったら、小口に切った小ねぎを飾る