鶏ごぼう(4人分)
4月17日は春の土用、そして20日は穀雨。 大地を潤す春雨が降り、百花の王・牡丹が花を咲かせる頃ですが、春から初夏にかけては新物の野菜が出回り、目も舌も楽しませてくれますね。 というわけで、今回は香りがよく柔らかくて美味しい「新ごぼう」。 ゴボウは、水溶性食物繊維のイヌリン、不溶性食物繊維のヘミセルロース、リグニンなどを豊富に含み、これらの食物繊維は肉や米の数十倍の水分を吸収しながら腸を通過するため、便秘の改善や大腸ガンの予防になると同時に悪玉の腸内細菌の繁殖を防ぎます。 水溶性食物繊維のイヌリンには、血糖の急激な上昇を防いで悪玉コレステロールを排出し、動脈硬化や糖尿病の予防に役立つとともに、利尿作用や腎機能を高める作用もあり、微量成分であるリグニンは、ガンの抑制作用もあるといわれています。 また、ゴボウには性ホルモン分泌に役立つアミノ酸であるアルギニンやアスパラギン酸も多く含まれ、ゴボウの果実は、解熱・解毒・セキを鎮める効果を持つ生薬・牛蒡子として漢方薬に使われています。 今回は、柔らかく香りのよい新ごぼうを鶏肉とともにあっさりと煮付けてみました。 材料(4人分)鶏ごぼう 224kcal(1人分)
☆A☆
☆B☆
※今回は熊本の特産品でもある「赤酒」を使用しましたが、ない場合はみりんで代用できます。 作り方
|