ひともじぐるぐる(3〜4人分)
4月1日はエイプリルフールでしたが、何か面白いことはありましたか? 4月5日は二十四節気の清明。 清らかで明るい「清浄明潔」の略で、桜が散り始める晩春です。その桜の花を塩漬けした桜花漬け、ヨモギ、三つ葉、と香り高い食材が豊富な季節。 というわけで、今日の美味しい食材は分葱(わけぎ)。 分葱はネギと玉ねぎの雑種で、普通のネギと比べて刺激臭や辛みが少なく、独特の香りと甘みがあります。種ではなく球根で増えるため、一般的なネギより根の部分が少しふくらんでいるのが特徴で、根元が多くの株に別れたネギという意味で「分葱」というそうです。 緑黄色野菜の一つで、β−カロテン、ビタミンCなどを豊富に含んでいます。 β−カロテンは、活性酸素の働きを抑制してガンを予防し、皮膚・粘膜・目の網膜を健康に保つ作用のほか、免疫力を強化して細菌やウイルスから身体を守る働きがあります。 ビタミンCは、コラーゲンの生成を促してシワを予防する作用や、メラニンの生成を抑えてシミを予防する働きがあります。 さらに分葱には、便秘を改善し整腸作用のある食物繊維、体内に蓄積されたナトリウムの排泄を促し高血圧を予防するカリウム、貧血予防の効果がある鉄、抗酸化作用の強いアリシンなど、疲労回復や食欲増進に最適な食材です。 今回は、クセが少なく香りもソフトで甘みがある分葱をサッとゆでて酢味噌で食べるシンプルな料理で、熊本の郷土料理の一つである「一文字のぐるぐる」をご紹介しましょう。一文字(ひともじ)の由来は、小さいねぎを葱(き)と一文字で表していたことからそう呼ばれるようになったそうです。 材料(3〜4人分)ひともじぐるぐる 43 kcal(1人分)
辛子酢味噌
作り方
※辛子酢味噌
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