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ぶりしゃぶ



2月19日は雨水。
地上に陽気が発生して雪や氷が融け、雨や水に変わって大地が湿り気を含んで草木が芽吹いてくる躍動の季節ですが、今年は例年にない大雪が日本列島を襲ってまだまだ寒く、我が家のように、週に何度もお鍋の日があるご家庭も多いのではないでしょうか?

というわけで、今日はブリを使った美味しいお鍋のご紹介です。

出世魚としておなじみのブリは、魚のなかでも群を抜く濃厚な味わいが特徴ですが、これはうまみ豊かなタンパク質と脂肪が豊富なためです。

冷たい海中で生活する魚の脂肪は、凝固しにくい不飽和脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が中心で、EPAは血液中のコレステロールを低下させ、血液の流れを良くして血栓をできにくくする働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞の予防効果が期待出来ます。DHAにはコレステロール抑制効果とともに、脳細胞の成長を促し、脳を活性化する働きがあることが知られています。

これらの不飽和脂肪酸は酸化しやすいことが弱点ですが、ブリには抗酸化作用のあるビタミンEが含まれているので、その点も安心です。

そのほか、糖分やコレステロールの代謝を促進するビタミンB 1、B2、ナイアシン、またカルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く、体を根本的に元気にしてくれる効果が期待出来ます。

また、血中コレステロールを抑えて動脈硬化を防ぐとともに、肝機能強化や眼精疲労緩和に作用することが知られている「タウリン」、さらに脳の血管に栄養を補い、血管壁を丈夫にする働きがあるというPOA(パルミトオレイン酸)も豊富なため、生活習慣病が心配な方にはおすすめの食材です。

材料(3〜4人分)

ぶりしゃぶ  306kcal(1人分) ※たれは別

  1. ぶり       250g
  2. 白菜       200g
  3. 長ねぎ      1本
  4. 生しいたけ    3〜4枚

 

だし汁

  1. 昆布      適宜
  2. 酒       適宜
  3. 淡口しょうゆ  適宜

 

たれ(ねぎ油)

  1. 白ねぎ     50g
  2. ごま油     100cc
  3. 塩       10g

 

たれ(ポン酢)

  1. 柑橘類果汁   適宜
  2. 酢       50cc
  3. しょうゆ    50cc
  4. みりん     20cc
  5. だし      適宜

作り方

  1. 白菜・長ねぎ・しいたけは食べやすい大きさに切る
  2. ぶりはうすくそぎ切りにする
  3. 鍋に水と昆布を入れて火にかけ、煮立ったら酒と淡口しょうゆを入れる
  4. (1)の野菜を入れて火を通す
  5. ぶりはさっと火を通して、好みのたれで食べる

 

■たれ(ねぎ油)

  1. 熱したごま油にうす切りにしたねぎを入れ、香りを移す
  2. (1)をこして、塩で味を整える

 

■たれ(ポン酢)

  1. 柑橘類果汁・しょうゆ・みりんを合わせる
  2. (1)にかつおぶしと昆布を入れ、約24時間(冷蔵庫で)経ったらこしてかつおぶしと昆布を取り出す