山芋とチーズの春巻き(2人分)
10月23日は霜降。 露が冷気によって霜となる頃とされ、街はハロウイーンのオレンジと黒に彩られた賑やかな季節ですが、晩秋のこの時期に食べたい素材の色は「白」。 漢方では、五味(酸・苦・甘・辛・鹹)・五色(緑・赤・黄・白・黒)・五性(熱・温・平・涼・寒)といった味や色などのバランスを考えながら食材を選ぶのですが、呼吸器の乾燥が気になり始める秋はこれを潤す白の食材を積極的に摂ると良いとされています。 そこで、今回の美味しい食材は山芋。 里の芋に対して山の芋ということで、この名がつけられ、山野に自生しているものを自然薯(ジネンジョ)といって古くから食用・薬用として利用され、日本では縄文時代から食用として栽培されていたようです。漢方では、山薬(サンヤク)といって、「八味地黄丸(ハチミジオウガン)」などの漢方薬の成分にもなっています。 山芋には、ジアスターゼ・グリコシダーゼなど色々な消化酵素が豊富に含まれており、でんぷん分解酵素のジアスターゼは大根の約3倍もあり、食べすぎて胃がもたれたときなどに「とろろいも」にして食べれば、消化を促してくれます。 ムチン・アルギニンといった成分も豊富に含まれ、ネバネバのもとであるムチンは胃の粘膜を保護して蛋白質の消化を助け、コリン・サポニン・アルギニンといった成分は、内臓の機能を高め、滋養強壮の効果が期待できます。そんな山芋を今回はおつまみやお子さんのおかずにも最適の春巻き仕立てにしてみました。収穫は秋口ですが、貯蔵ものは冬場になると粘りが出て味もよくなりますので、ぜひ活用してみてください。 材料(2人分)山芋とチーズの春巻き 294kcal
☆ソース☆
作り方
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