菜の花とホタテのかき揚げ(2人分)
3月20日は春分の日。 昼夜の長さが同じになる日で、この日を境に昼の時間が徐々に長くなってきます。日本の仏教では、春分の前後7日間を「春の彼岸」として先祖を供養する習慣があり「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通り、本格的に暖かくなる季節でもあります。 東洋医学的な陰陽のバランスからみれば、冬の陰気が多い状態から、徐々に陽気の多い状態に変わる分岐点です。木々の新芽が空に向かって育っていくように、この時期はエネルギーの向かう方向が上向きになりがちで、のぼせや頭痛などの症状が出やすくなるため、体内の陽気をのびやかに発散させていくことが養生につながります。 そのためには、菜の花・筍・セリなど上部の熱を冷ましながら、陰を補う食材を摂ることが大切。この時期たくさん出回る山菜にも清熱解毒の作用のあるものが多いので、積極的に食卓に取り入れましょう。 というわけで、前置きが長くなりましたが、今回のおいしい食材は「菜の花」。 菜の花は、ビタミンC・B1・B2・カルシウム・カリウム・食物繊維が豊富で、野菜の中でもトップクラスの含有量。その他、女性に不足しがちな葉酸や鉄などのミネラルも含まれています。 ここでは春らしく、菜の花とホタテのかき揚げをご紹介します。 材料
作り方
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