芽キャベツとアンチョビのパスタ(2人分)
3月5日は啓蟄。 啓蟄とは、寒い間に土中で冬籠りしていた虫が穴から出て動き出すこと。厳しい寒さが続いた今年の冬ですが、徐々に日差しも春めいて、暖かくなってきます。 今回のおいしい食材は、親指姫が出てきそうなほど可愛らしい芽キャベツ。 芽キャベツの旬は11月から3月と寒い時季で、キャベツと同じアブラナ属の一種。ベルギーが原産地で、日本には明治初期に伝わったようです。 一般的なキャベツは、主軸の頂芽が結球したもので1株に1個しかできませんが、芽キャベツは葉の付け根の脇芽が結球し、地上から70〜80cm程の茎に、一株当たり50〜60個ほど実ります。 芽キャベツは、レモンの1.5倍、普通のキャベツの3倍以上とビタミンCが豊富。カロチンも多く、ビタミンCとの相乗効果でガンの予防に役立ちます。また、過酸化脂肪の生成を抑え、動脈硬化を予防する効果などが期待できるビタミンB2も多く含んでいます。 芽キャベツは、巻きが固いため火が通りにくく、苦みもありますので、下茹でしてアクを抜いてから調理しましょう。ゆでる時に外側の皮を1〜2枚むいてから茎のところに十文字に切り込みを入れておくと、火が通りやすくなり、早くムラなく茹であがります。 クリームシチューの具材としてお馴染みの芽キャベツですが、今回は西洋の旨み調味料ともいえるカタクチイワシを塩漬けして熟成させたアンチョビを使ってパスタにしてみました。 材料
作り方
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