ラムチョップのローズマリー&クミン焼き(2人分)
2月4日は立春。 まだまだ寒い毎日ですが、立春を過ぎると暦の上ではもう春。立春は冬と春の分かれる節目で、二十四節気の最初を飾る日です。 今回のおいしい食材は、羊肉。 春は、生後1年未満の子羊(ラム)が若草を食べて美味しくなる季節です。 ヨーロッパなどで特に好まれるラム肉ですが、漢方では身体を温める作用が強く、滋養強壮の働きもあると考えられています。 羊肉には、豊富な鉄分が吸収されやすい形で含まれ、造血に不可欠なビタミンB12をはじめ、疲れをとるビタミンB1、皮膚を美しく保ち老化を防止するビタミンB2、胃腸病や皮膚炎を防ぐナイアシンなどのビタミンB群もたっぷり。さらに、免疫細胞を活性化して抵抗力をつける亜鉛やカルシウムも豊富に含まれています。 羊肉はコレステロール含有量が少なく、その脂肪は牛肉や豚肉に比べて融点(溶けて液体になる温度)が44℃と高いため、体内に入っても吸収されにくいという特質があり、コレステロール値を下げて動脈硬化・血栓を予防する不飽和脂肪酸も豊富です。 逆に赤身は消化が早く、タンパク質などの栄養素を効率よく吸収することができるのが特徴です。羊肉の赤身は100グラム当たり143カロリーと比較的低カロリー。女性には嬉しいヘルシーなお肉です。また、脂肪燃焼効果があるカルニチンが牛や豚の10倍近くも含まれているうえ、カルニチンの代謝物質が脳細胞を活発にして、認知症予防にも繋がります。 まだまだ寒い早春の夜、血となり肉となり体を温めてくれるラム肉で、和やかな食卓を囲んでみませんか? 材料
作り方
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