白子の茶碗蒸し(2人分)
1月20日は大寒。 二十四節気・最後の大寒は、一年で最も寒さの厳しい時季で、インフルエンザや風邪が流行る時期でもあります。 でも、悪いことばかりではありません! この時期に仕込む味噌や日本酒は、「大寒づくり」と呼ばれる美味しい食材の代名詞。また、寒ブリ・寒サバ・寒ヒラメ…と、冬に採れる魚に、わざわざ「寒」をつけて呼ぶのは、春から初夏にかけての産卵に備えて冬の間に栄養を蓄えるため、脂がのっておいしくなる時期だから。 というわけで、今回のおいしい食材は、これまた寒のうちに食べたい美味・タラの白子(の精巣)です。タラは魚偏に雪と書くほど、寒い時季が旬の魚。「鱈腹」という言葉があるように、普段は水深500m位の深海でじっとしていて落ちてきたものを何でも食べている魚で、冬になると産卵のために浅瀬に上がってくる習性を持っています。 タラの白子は、100gあたり13.4gとタンパク質の含有量が多く、赤血球をはじめとする細胞の代謝に不可欠なビタミンB12、カルシウムの吸収や骨の代謝に欠かせないビタミンDが豊富。カリウムやリンなどのミネラルもたっぷりです。鍋に入れたり蒸し物にしたりと、美味しい食べ方がいっぱいの白子ですが、今回は茶碗蒸しの具材にしてみましたので、お試しください。 材料
※☆印はあんかけの材料 作り方
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