鶏手羽先|手羽と椎茸のホットスープ
11月7日は立冬。冬の気配が山にも里にも感じられる頃ですが、女性にとってはお肌の乾燥が気になる時期でもあります。 さて、皮膚には皮膚表面の「角質層」と角質層の下にある皮膚の土台「真皮」の二つがあり、このうち真皮は主にコラーゲンとエラスチンという二つの繊維でできていて、コラーゲンとエラスチンの隙間に水分があります。 コラーゲンは、ヒトの蛋白質の約3割を占める繊維性蛋白質で、皮膚の弾力性を保ち美肌を維持するだけでなく、骨・血管など、細胞と細胞をつないで丈夫にする蛋白質です。 というわけで、今回の食材はコラーゲンが豊富な食材の代表である手羽先。 コラーゲンは、その生成に不可欠なビタミンCと一緒に取ると有効です。 手羽肉は鶏の腕から羽先までの部分をさし、羽先のほうを手羽先、付け根のほうを手羽元と呼んでいます。 軟骨や骨の周辺ということもあり、豊富なゼラチン質の結合組織にはコラーゲンがたっぷり含まれているうえ、ビタミンAも多いことがわかっています。 また、鶏肉のタンパク質に豊富なメチオニンは体内では合成できない必須アミノ酸の一つで、コレステロールを排除して肝機能を高める働きがあります。 コラーゲンは時間をかけて煮ることで溶け出してくるため、じっくり煮込むことが大切です。 そこで、今回は身体に大切はコラーゲンをたっぷり取れる「手羽と椎茸の生姜スープ」をご紹介しましょう。 シイタケには食物繊維が豊富で、手羽に含まれる必須アミノ酸のメチオニンとともにデトックス効果が期待できます。今回は以前一緒にお仕事をした熊本の和・GANSE(中央区南坪井町)オーナー西尾氏考案のレシピとなっています。 ぶつ切りにした手羽肉を、もどした干し椎茸、たっぷりの生姜と一緒に、酒・塩・水で煮込みます。仕上げに白髪ねぎを添えればポカポカ! 材料(4人分)手羽と椎茸のホットスープ 195kcal(1人分)
作り方
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